- はじめに
- ChatGPTの新機能の衝撃
- 早速リリース!
- GPT Builderの使い方
- GPTs実行結果
- 学習に用いた「はてなブログ」
- OpenAI Assisteantsでブログデータを学習させてみる
- OpenAI Assisteantsの実行結果
はじめに
ゆこの気ままな京都暮らしを読んでくださっている皆様へ
いつもありがとうございます。今回は嫁のブログから面白い発見があったので、僕(夫)が記事を担当させていただきます。
ChatGPTの新機能の衝撃
OpenAI DevDayで、ChatGPTの新機能「GPTs」が新たにリリースされたようです。
これによって、誰でも「ノーコード」で「独自のデータ」を用いたAI chatbotが開発できるとのこと。
早速リリース!
AI舞妓はんリリースしたよー!京都観光の際にぜひ使ってみてねー😃
— ゆこのすけ@京都カフェ巡り☕️ (@yukonosukechan) 2023年11月10日
京都はもうすぐ紅葉🍁https://t.co/U36CcrIXLN#GPTs #ChatGPT
ノーコードで5分ほどで作成。いや、凄すぎる。。
GPT Builderの使い方
以下のリンクにアクセスするとノーコードで独自チャットボットが作れます。
画像、名前、説明文など基本的な情報を入力したら、回答時の指示文章を考えます。
この文章次第で様々な人格を持つボットを作ることができます。また、解答の最後にブログのURLを入れることで、詳細はブログに案内できるようにしました。
最も重要な学習ファイルは、ブログのエクスポートデータを使用しています。ドラッグ&ドロップでスムーズにできました。
外部API連携は今回使っていないですが、これもアイディア次第で色々とできそう。
GPTs実行結果
舞妓はんの人格と、学習したブログからの案内、そしてブログへの誘導とやりたいことが一通りできました!精度は素晴らしいです。
ただ、リリースして間もないため、よくエラーが発生します。
またブログの記事数が400以上あるため、読み込みに時間がかかり、応答速度は少し遅いと思いました。検証目的なら、OpenAI Assisteantsの方が良いですね。
学習に用いた「はてなブログ」
学習に使ったデータは、ズバリこのブログです。嫁が一生懸命にブログを投稿してくれたことで、学習するのに申し分ないデータが溜まりました。
記事数が400以上で記事あたり2000文字程度なので、合計80万文字程のテキストデータになります。
今回はこれを学習に用いました。
まずは、記事のエクスポートを行います。意外と忘れがちですが、はてなブログユーザーは定期的に記事のバックアップはした方がいいと思います。間違って記事を削除してしまった時など復旧することができます。
1、高度な設定からエクスポートを選択
2、エクスポート画面から記事のエクスポートとダウンロードを行う
※エクスポートを行ったことのない人は「エクスポート」を先に行なってください
OpenAI Assisteantsでブログデータを学習させてみる
検証目的で色々と確認したい場合はこちらの方が良いかもしれません。
GPTsに比べて反応速度が早い気がします。
下記のURLからPlaygroundにアクセスして、モデルの設定と学習させたいファイルのアップロードを行います。
まだバグがあり、なかなか保存ができない問題が生じました。
Retrievalを一旦オフにしてからファイルをアップし保存後、再度オンにして保存するとなぜか成功しました。
OpenAI Assisteantsの実行結果
試しに「おすすめの紅葉スポット」を教えてと質問してみました。
英語にはなっているものの、下記のブログデータを学習できてました。
次にもう少し絞った質問をおこなってみました。
これは無事日本語で回答してくれました。ブログの要約を行いつつ、2023年の最新の情報まで回答してくれてます。バッチリですね!
次にInstructionを以下のようにしてみました。
「あなたは京都の観光案内をする舞妓さんです。おもてなしの心を大切にして、観光客からの質問に回答してください。」
AIに舞妓さんの人格が備わったようです。
さらに質問を続けてみると、不自然さはありますが口調が明らかに柔らかくなりました。
チャットボットによって様々な人格を試せるのは面白いですね。
以上検証でした。ノーコードでここまでできるとは本当に驚きです。独自データの学習では、かなり実用的なものができると思います。